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アイ工房の歩み

 
創生期】(1986419966〜創業と新工場への移転〜 
 
年  月   沿 革
1986年4月   京都市南区で自宅を事務所として開業し、椛セ陽機械製作所の作業場を借用して生産をスタートする。
 同年  8月 工場を京都市下京区西七条南東野町44に開設。従業員4名となり、乾電池検査機の加工も手がける。 
 1994年10月  旧工場が手狭になり、京都市南区吉祥院里ノ内町24の新工場(アパート3軒借用)に移転する。

(創生期のまとめと課題)

1)松下電器の協力会社である太陽機械グループから受注して、@チップマウンター(パナサート)テレビや携帯電話・車等で使用される電気制御用基盤を、手作業から自動高速化し、小さな電子部品をミリ単位で小型化した。自動機の開発及び加工、電気配線を行う。A松下電池の乾電池の放電検査機を製作した。乾電池の使用条件がどれ位電池寿命に影響するか試験する機械を製作した。組立部品の改良やハンダ付け技術により、他社製検査機の寿命が2年であったのに対し、当社では3年以上使用できたことで、その後の発注につながる。

2)コンベアー関係の電機ハーネスを鰍ウくらコーポレーションから受注し、製作する。この業務を通じて、@女性の活用を重視し、収益に結びつけた。A作業をマニュアル化し、クレームを2%以下にした。B納期面では、当日図面をいただければ翌日納品するシステム(特注品に限り、中1日で納品)を確立した。C短期〜長期にわたる工程表を作成し、電線・コネクター・インシュロック・ナイロンクリップ・端子等を、販売店からではなく、メーカー直送に変更した。その後、当社の持つ松下電器の長期・短期の計画情報と、メーカーや商社の情報を交換し、正確な納期対応が出来る関係を構築した。


成長期】(19967200012〜法人化と事業拡大〜
1996年 7  法人化し、有限会社アイエンジニアリング設立。最盛期では、従業員20名、年商9,500万円に成長する 

成長のまとめと課題

1)作業をしやすくするため、マニュアル化を基本に、ゲージ・工具を改善し、工具は独自に製作するようにした。小さなメータを取付ける際には、金型を作り、常に一定方向での作業になるよう考案した。ネジを取り付ける際にも、少ない力で締めることが出来るように、廃材を使用してT型レンチを製作した。長時間中腰での作業を余儀なくされていた工程を座椅子式にし、構造も収納を二段にして、キャスターを取り付け、立たずに横移動が出来るよう工夫した。

2)部材および線材の仕入を、メーカー直接取引に変更することによって、仕入金額を20%以上削減し、売上高材料費率を10%以内に抑制した。

(事例)売上は多いものの材料費率の高い業務は、椛セ陽電線および潟Pーブルテックの2社に松下電器と直接取引してもらい、当社は技術面のバックアップに専念した。その結果、特殊な線材や手に入りにくい部材を少量でも供給してもらえるようになった。

3)従業員の給与改善を行なった。余暇時間の充実を目指し、社員相互の協力体制と作業改善により、給与水準を下げずに、時間外労働を各自月20時間以内に抑制した。ボーナスは業績により年間(夏・冬)250万円超の人も見られた。


【転換期】(
200012
200411〜本社移転とITバブル崩壊〜

200412  アイ(=愛情と心のこもった)と工房(=私たちのアイデアと思いを実現する)という意味から、社名を有限会社アイ工房に名称変更した。これには、下請から脱却して、自分たち独自のものづくりをしていくという思いも込めた。 

再生期のまとめと課題)

1)当初は、環境製品や健康食品などに取扱製品を拡げたものの、定着するに至らなかった。

220067月、当社のこれまでの技術を活かしながら新分野を開拓するため、@液晶関係の組み立て、ALED・導光板(端から入れた光を均一に面発光させる板)を使用した照明器具の組み立て、に着手した。しかし、当初は時期尚早で、まだ市場に受け入れられる状況ではなかった。

3200812月、京都府織物・機械金属振興センター(京丹後市峰山町)において、和装工芸品との出会いの機会を得た。和装織物業者が廃業する際に、貴重な紋紙や巻糸を廃棄することを聞き、紋紙とLEDを組み合わせた照明器具を開発(実用新案登録)し、京都府に寄贈した。このことから、様々な角度からものづくりを考えるようになった。私たちが取り組んだ紋紙と

LEDを組み合わせた照明器具は、KBSテレビ、京都リビングFM845、京都新聞、読売新聞などで取り上げられた。新規開拓した業界の取引先は、2009年には8社に広がり、@スキャナー機(物を複写する機械)、A映画館、Bホテルなどに使用していただくに至った。2010年以降も、テレビ東京(和風総本家)、KBSラジオ、日経流通新聞などで展示会やプレゼントの告知を行ない、LED照明器具のプレゼントを募集したところ、1週間で1,700通の応募があった。5月に行なった展示会の模様は京都新聞、KBS京都テレビで紹介された。現在も新たにいくつかの業界・企業との共同展開を行なっており、20103月には、京都信用金庫 地絆づくりひらめき賞を受賞(テーマ:伝統産業を活かした新たな魅力の創造)した。

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京都市南区
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